前置き
こんにちは♪
さくら です。
今回は、基本情報技術者試験 の勉強方法についてご紹介したいと思います。
こちらは、情報系出身の学生さんや通信業界に勤めている社会人にも人気のある資格です。私は本資格がIT業界の登竜門の位置づけでもあったことから受験を決意しました。実際の勉強時間は2ヶ月ほどで、ほぼ午後の資格試験対策に時間を費やしました。
また、午後(科目B)に出題されるプログラミングやアルゴリズムが必須であり、本試験の最難関だと思います。ここで合否が分かれるといっても過言ではありません。
先に結論を申し上げますと、
- 午前:参考書で知識をインプットし、過去問でアウトプットすること
- 午後:参考書の解説からどのようにして答えを導くのか考え方を学ぶこと
- プログラミングやアルゴリズムは、紙に書きこみ流れをトレースすること
基本情報技術者試験とは
こちらは、IPA 情報処理推進機構が開催している国家資格の一つです。難易度的には「ITパスポート」⇒「基本情報」⇒「応用情報」といった形です。
ITに関するサービスやシステムなどを構築する人材に必要な基本的知識を学べます。また、ネットワークやセキュリティ、データベース、アルゴリズムなど幅広い知識を習得することができることが特徴です。
試験は午前(科目A)と午後(科目B)に分類され、午前・午後ともに6割以上で合格 です。本試験の合格率はだいたい20%ほどなので、難しいと思います。特に午後の試験が難問のため、しっかり対策が必要です。
勉強方法とおすすめの参考書
①午前編
「知識が乏しく、自信がないという人」に限らず、まずは参考書を読んで知識のインプットを図ることをおすすめ致します。何事も基礎知識が必要であり、基礎がないと応用にも対応することができません。
そのための教材として、知識を幅広く学べる「合格教本」、もしくはイラストでわかりやすい「キタミ式」が役に立つと思います。これは、基本情報技術者試験の対策記事でも紹介した参考書であり、とてもおすすめです。私はどちらも購入していますが、全く知識がない人は「キタミ式」が良いと感思います。ある程度の知識をすでに有している方は「合格教本」がおすすめです。
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最初は、参考書は熟読せずに簡単に読み流す程度でよいかと思います。参考書のページ数が多いため、まずは簡単に読みましょう。それが済みましたら、過去問をたくさん解いてどのような問題が出題されるのか傾向を把握しましょう。(午前は記号の4択問題です)
午前はいかに知識をインプットできるかが大切です。この知識を使って、午後の試験にも臨むことになりますのでしっかり知識を蓄えましょう。また、午前の問題の一部は、過去問からそのまま出題されます。そのため、過去問の対策も重要となってきます。
ちなみに問題は「基本情報技術者試験ドットコム」 さんで解くのがおすすめです。過去4年分くらいを解き、答えを覚えるくらい繰り返しましょう。
また、書籍での勉強が厳しい人もいるかと思います。そのような方は「Udemy」という学習サービスサイトが非常におすすめです。こちらは有料になりますが、講師がわかりやすく説明している動画を見て学習することができます。
②午後編
午後は、100分間で20問解かなくてはいけません。「プログラミング」、「アルゴリズム」、「セキュリティ」 が必須です。
なんといっても、「プログラミング」と「アルゴリズム」が鬼門 だと思います。これらは全体の半分ほどの配点を占めるので、絶対対策をしましょう。
対策としては、下記の参考書を読んで解くことです。
ここで注意することは、
- 実際に手を動かして、「流れ」をトレースすること
- 時間がかかってもよいので、諦めずに継続すること
例えばですが、下記のプログラムがあったとします。簡略しすぎており、申し訳ございません。
① i ← 0
② i ← i+1
③ if(i<3)
④ printf(i)
⑤ else
⑥ printf(i)
トレースすると、下記のような形になります。このように、①から⑥の処理を紙に書いていき、ひとつひとつの処理を確認していきます。今回の場合。結果は「1」が出力されます。
①:「0」を「i」という変数に代入
②:「i + 1」⇒ 「0 + 1」なので、「1」を「i」に代入
③:「if(i<3)」 ⇒ 「if(1<3)」なので、④へ
④:「printf(i)」 ⇒ 「 printf(1)」なので「1」を出力
⑤:これは③の条件に該当しなかったら処理されます
⑥:⑤の具体的な処理がされます
面倒に感じて、トレースしたくないと思う人もいるかもしれません。ですが、本番の試験ではもっと多くのコードがあり、きちんと正解を導くためにも必要なことです。手を動かすことで、どのような処理をしているのかイメージすることができ、また経験を積むことで早く問題を解くことも可能となりますので、必ずトレースしましょう。
私はプログラミングやアルゴリズムがとっても苦手だったので、苦労しました。ですが、何度も参考書を読み、手を動かして流れをトレースすることで何とか合格することができました。
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先程紹介した「udemy」の動画講座です。午後対策の講座となっておりますので、書籍が苦手な方はご参考にして頂ければ幸いです。Javaプログラミングですが、アルゴリズムの対策になると思います。
書籍や動画講座にも抵抗がある方は、「資格の大原」 という手もあります。私は利用したことがなく恐縮ですが、一度は聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
ハードルが高い方はまずは 資料請求 だけでよいかと思います。HPの右側に「資料請求」ボタンが有り、「学科」は「情報IT系」を選択すればよいと思います。
私の経験談
午前
午前は上記で紹介した参考書と過去問を何度も解いていれば、問題なかったです。ですが、油断は禁物であり、諦めない姿勢が大切だと思います。具体的には、本番の試験では2周し、特に計算問題は注意して下さい。意外とケアレスミスやもう一度文章を読むと、誤った解答をしていることに気づけるからです。午前の時間は余裕がありますので、解き終わったからといって気持ちを緩めないようにすることがおすすめです。
午後
午後が時間が足りなく、また午前より専門的な知識が求められるので難関でした。特にアルゴリズムです。恐らく苦手な方が多いのではないでしょうか。上記で勉強方法を紹介しましたが、本番でも必ず手を動かしてトレースして下さい。本番で「わからない!」とパニックになっても、焦らず手を動かし少しずつトレースすると良いと思います
今後について
私の会社の場合は、基本情報技術者試験に合格すると会社から奨励金として5万円が支給されます。こちらの軍資金をもとに、次は応用情報技術者試験の足しにしたいと考えております。また、弊社の場合は昇格条件のひとつに資格取得が設けられております。自身のスキルアップ向上もあわせて、引き続き頑張りたいと思います。
最後に
最後に、自分の市場価値や転職に興味がなくとも、業界の動向や他社の状況を確認することを強くおすすめ します。例えば、自身が経験して培ってきたスキルや資格取得することで、どれだけの市場価値があるのか気になった方もいるのではないでしょうか。
または、自社については勤務することで知ることはあっても、業界全体や他社についてはなかなか知ることはないのではないでしょうか。「転職する気がないから、自分には関係ない」という方も中にはいるかもしれません。しかし、世の中の動向を知り、何が求められているのかなど知ることは損ではありません。
無料の会員登録をするだけで、これらの情報が収集できるおすすめの2つのサイトをご紹介しますので、よろしければご参考にして下さい。目的別にピックアップしましたが、全てに無料会員登録して情報を収集しても問題はありません。
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- 午前:参考書で知識をインプットし、過去問でアウトプットすること
- 午後:参考書の解説からどのようにして答えを導くのか考え方を学ぶこと
- プログラミングやアルゴリズムは、紙に書きこみ流れをトレースすること
読者の皆様が、基本情報技術者試験に合格できることを祈っております。
諦めずに継続して、自身のスキルアップを図りましょう! さくらより